甲斐犬オヤジの独り言1



四月中に動物愛護団体?犬の愛護団体?より三度四度の電話で、「甲斐犬らしい犬を保護しているので、そちらで飼ってもらえないか、里親を探してもらえないか」との内容の電話で、私は「甲斐犬の愛護・保存を目的に犬を作出する者であって、甲斐犬らしき犬を飼う余裕も信条もないのでお断りします」というと、そのババア(おっと失礼・・)は、「アナタ方は甲斐犬を飼っている人たちなのだから、甲斐犬らしい犬の保護にも責任の一端があるのではないか。」とのご高説。そこで私は、「あなたの保護・愛護と私のそれとでは次元の違う話で噛み合う話ではないので他を当たってくれ」と言って電話を切ったのだが、それが何日か置きに同じ内容の電話があり当方ウンザリ・・。当人達は慈善家かボランティアかは知らないが、私以前からこの手の正義の押し売りには何か胡散臭さを感じていたし、それがどんなに立派な事務所を構えていてもである。

 そこで思い出すのが反捕鯨船へのシーシェパードだ。

私はこの団体の日本調査捕鯨船への行為は完全に海賊行為だと思っている。なぜなら日本の調査捕鯨船は国際会議で決まった合法的なものだからだ。しかも彼らは、ノルウェーやデンマークも捕鯨をしている国だが、抗議活動をしたとは聞いた事がない。1鯨を食べる食文化がない彼等の行為は正に正義の押し売りなのだ。日本人船員の命より鯨の命が大事と言う事か。それでは正義というより日本人に対する差別ではないか。その国にはその国の独特の食文化がある。私は愛犬家の端くれと自負する一人だが、韓国へ行くと楽しみなのが、「豚足専門店」と「犬肉スープ店」だ。どちらもびっくりする程美味い。犬を食べない日本人や欧米人が聞けば「えー、犬を食うのかよ」とびっくりするだろうが、それが食文化というものだろう。何も絶滅危惧種を食おうというのではない。インドのヒンズー教の人が牛を食うのか。イスラム圏の人が豚を食うのか。その国にはその国の伝統、文化があり宗教があり食文化があるのだ。だから私は韓国人に「堂々と犬食は韓国の食文化だ」と言えと言っている。

犬を食う事は私の意見に反対する人が多いと思うが、それは私の独り言、と勘弁願いたい。韓国でも犬はこっそり売られているのが現実。欧米人から「犬を食う習慣は低俗な文化」だと言われるらしい。

では動物愛護を声高々に言う人達(シーシェパードを含む)は牛肉・豚肉等は食わないのか。そんな事はないだろう。血の滴るようなレアステーキを食べてるかもしれない。オーストラリアではカンガルーも食べるではないか。現に日本にもカンガルーの肉は輸入されている。中国では猫だって食用として売っている。さすがに私も猫を食おうとは思わないが、それが中国の食文化であれば日本人の私が目くじらを立てて怒る必要もないし、その資格もないだろう。因に山梨・静岡では馬刺しを食べるが、東京の人で馬刺しが食える人は山梨・静岡に縁がある人か通の人である。その他の人は「えー、馬を食うのかよ、それも刺身で!」とびっくりするだろう。(東京では牛の金玉を刺身で食う人もいるが。)

最近では鯨が増え過ぎて、小魚が減っていると言われている。鯨の餌の中でも鰯が激減しているとも言われている。鰯などの魚の生態系に狂いが生じているのであれば、鯨の適正数を保つ為にも、学術的裏付けのもとに鯨の間引きも当然ではないか。国内の害獣駆除も又然りだ。

山梨県での犬や猫の殺処分は平成18年度、3510で、平成10年以降殺処分数は激減していると言う。また一般の飼育希望者への譲渡は、山梨県で平成18年度で139頭で、12、3%となっている。殺処分の犬や猫の数が減少傾向にあることは大変良い事だが、それとて無くなりはしないだろう。その関連で昨近、獣医やペットの専門家達は、牡犬の去勢や牝犬の避妊手術を頻りに進言するが、私はこれに与しない。牝仔犬を希望する人には先ず甲斐犬愛護会へ入会して犬舎号を取る事と、将来必ず交配・出産させる事を条件としている。牡犬については展覧会へ出陣希望の人以外、愛護会への入会は条件とはしない。

甲斐犬の愛護・保存の要は良牝の入手によると私は思っているからだ。

 だから甲斐犬らしき犬に興味もないし、里親を探すつもりもないのだ。真面目にボランティアとして里親を探している人も多いだろうが、所詮総ての殺処分のされる犬や猫を救う事は不可能な事。せめて私達が捨て犬しない、させないようにする事しかないのだ。愛犬家と言えども様々な考えがあるし、動物愛護に異を唱える人もいないだろうが、行き過ぎると「シーシェパード」のようになりかねないと私は思うし、動物愛護を声高に叫ぶ人は先ず「隗より始めよ」で、ベジタリアンになる事だ。そうなれば間違っても「霜降りの松坂牛は最高」とは言えなくなるだろうが。

2008年9月 代表 小林


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